タイトルだけ見ると『今度はJPEG特許で「メディア」を提訴だ』と読めますが、別の特許(746特許)で「メディア」を提訴する(ってか、もうしている)という意味で、JPEG特許に関しては終結宣言と取ってもいいような感じですな。再審査の結果が影響したのか、しなかったのか、『すべての企業と和解』がどういう和解だったのか、知りたいことは沢山あれど、まあ、闇の中ですな。この間に、米国の特許制度は先発明主義から先願主義へ転換が予定されているなど改革の兆しはあるが、根本的な解決策は取られず、今後もこうした問題が起こる可能性は高いと思う。
《追記》
JPEG特許訴訟--Forgent、800万ドルで和解(CNET Japan)
最初にSONYが支払ったとされる1620万ドル(後に2500万ドル追加か?)に比べると格安に済ませたようです。これは和解の為だけの金額といっていいでしょう。やはり再審査が影響したと見ていいようですな。
《追記2》
JPEG特許訴訟ついに終結,Forgent社が訴訟を取り下げ(NIKKEI Tech-On)
和解というより取り下げだと言うニュアンス。PUBPATは勝利宣言。
今回の訴訟取り下げについて,「JPEG特許は無効だ」と主張していた非営利組織の米Public Patent Foundation(PUBPAT)は,「Forgent社は訴訟を取り下げたことで,672特許にはJPEGフォーマットに対する有効な請求項がないことを事実上認めた」(PUBPAT Executive DirectorのDan Ravicher氏)として完全勝利を宣言した。
上記引用部分の原文(PUBPAT)
《追記3》
Forgentの株価を久しぶりにチェックして見たら、再審査の結果が出た5月末頃に急下落してますた。
FORG: Basic Chart for FORGENT NETWORKS(Yahoo! Finance)
JPEG特許の行使を開始した頃の2002年7月には5ドル程度だった株価は今や0.5ドル程度(表の見方あってるか?)。再審査の結果が出る直前は1.5ドル程度だったようなので再審査の効果はありありだったのね、少なくとも株価に関しては。これでForgent社自体はガタが来るかもしれないけど、掠め取った金は某弁護士事務所に流れていると言う話もあるし、一部の幹部は甘い汁を吸ってホクホクだろうなぁ。株主のみなさんは訴訟を起こしてもいいんじゃない?
《参考》
JPEG特許問題(三重大学・奥村晴彦教授のまとめページ)
JPEGが危ない(拙作のまとめページ)