Tuesday, 2006/06/13

訃報 岩城宏之氏

岩城宏之氏、最後まで妥協せず 70歳超え“振る”マラソン(SankeiWeb・産経新聞)

岩城宏之氏が亡くなられました。岩城氏と同じ齋藤秀雄氏門下の小澤征爾氏も体調を崩しておられるようですし、同じく山本直純氏は既に2002年にお亡くなりになっています。一時代が終わろうとしている時に立ち会っているのですね。岩城宏之氏らの時代は日本のクラシック界にとっては、ある意味、黄金期だったと思います。特に近年の経済の停滞で、クラシックという文化そのものが日本からなくなってしまう危惧さえ語られました。そういう危惧を強く感じて活動されているおひとりに小林研一郎氏がおられます。以下は氏が2004年6月日本フィル音楽監督就任に際してのメッセージです。異例な内容にドキッとしたのを今も覚えています。

オーケストラは、幅広い聴衆の皆様に支えられてこそ、安定した基盤でよい活動が続けられるものです。私ども日本フィルは、皆様のお力を頂きながら、生活の糧を自らの血や肉で獲得してゆかなければなりません。この問題をクリアするために、私はこの度音楽監督の任をお受けし、日本フィルとともに闘いを始めることと致しました。今後日本の経済が良い方向へ向かうためには、文化と結び合い、文化と手を取り合って進んでいくことが不可欠です。それこそが我々の理想であり、そのお役に少しでも立てればと強く願っております。聴衆の皆様がこの理想を愛し共感して下さることを、私は確信しております。日本においてこの日本フィルが輝かしく存在し、「市民とともに歩む」というスローガンのもとに社会と良いつながりを作っていきたいと思っております。皆様のお力無しには私どもも力を発揮することができません。どうぞ今後も皆様の厚いご支援を賜りますようにお願い申し上げます。

コバケンももう66歳ですか。あのころのコバケンは今の私より若かった訳ですね。若き日の山本直純氏は小澤征爾氏に「自分は音楽の底辺を広げる。お前は世界を目指せ」と仰ったそうです。ああ、時の流れは無情なり。

By MicWire at 20:03:41 +0900 JST | Comment(0) | TB(0) | 古典音楽
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]「1234」を半角で入力してください。
1234


※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/19224150
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック